ニケ——地上を奪われた人類に勝利をもたらす最後の希望。
その悲願が込められた名前とともに、少女たちは地上へと向かう。
ニケはアークの三大企業でのみ生産可能。
生産されたニケは中央政府に所属し、地上奪還だけでなくアーク内の多様な分野でも働くことになる。
ニケは人間の言葉に絶対服従し、人間に危害を加えることは絶対にできない。
例え彼女たち自身の命が脅威にさらされたとしても。
敗北した人類は地下に身を隠した。
アークは人間が居住している唯一の場所である。
地上の主はもう人類ではない。
カウンターズ分隊の一員。
長年、戦場で多くの戦闘経験を積んできたベテラン。
状況把握と作戦遂行能力は、どのニケと比べても群を抜いて優れている。
常に極めて事務的で頑固な態度であるため、冷徹な人間だと誤解されやすいが、心を開いた相手にはとても穏やかな姿を見せたりもする。
誰に対しても親切で優しい。
他人のために自分が持つものを躊躇せず犠牲にすることができる、利他心の塊のようなニケ。
マリアンのこのような性格が効して、彼女には敵がいない。皆、マリアンのことが好きだ。
傷一つない完璧な利他心が、この世界で美徳であるのか弱点であるのかは、誰もはっきりと答えることはできない。
火力万能主義を謳っている。火力こそロマンであり、すべてだと考えている。
ところ構わず火力の素晴らしさをアピールし、本人の火力を鍛える為には時間と誠意を惜しまない。
マイペースな性格だが、人に迷惑をかける程ではない。あくまでも他人と良好な関係を保ちながら、自身の物はしっかり守るタイプ。
中央政府所属、トライアングルのニケ。
気難しいことで有名で、所属部隊では姫様と呼ばれている。ラピをライバルだと思っている。
お嬢様のように気位が高く、落ち着いた性格になろうと努力するが、思い通りにならない。すぐにカッとなってしまうが、同じ部隊の仲間のことを大切に思っている。
彼女がニケであることを知らない部隊員たちがニケを怪物呼ばわりするたびに傷つき、その喪失感に苦しんでいる。
鉄道事業を営むアークエクスプレスで働く、インフィニティレール所属のニケでありリーダー。
いつもニコニコしている。人懐っこい性格で冗談をよく言うが、実は気配り上手で寛大。
歌を歌うのが好きだが音痴。
昔アイドル志望だったと主張する。
子ども好きで、同じ部隊のソリンを妹のように可愛がる。いつもイチゴキャンディが入っているポーチを持ち歩いている。
ピルグリム。パイオニアの中の1人。
第一次ラプチャー侵攻の時、ラプチャーと戦ったプロトタイプのニケの1人。
過去の記憶をすべて失っており、人類のためにラプチャーを全滅させるという目的のために地上を彷徨う。
過去の性格は今では知る由もないが、現在は頼もしいリーダーのような性格。
誇りを持っている者には敬意を表し、悪意のある者には全力で立ち向かう。
ラプチャー捕獲部隊、ワードレス所属のニケ。
清純可憐な見た目に反してマゾヒスト。精神的、肉体的苦痛を受けることに喜びを感じる。
ひいては自身への悪意に基づく暴力ですら理解し受け入れる。
同じ部隊のユニととても仲が良い。
活発でエネルギー溢れる、明るい性格の持ち主。
好きなものは好き、嫌ものは嫌と自分の感情を偽りなく表に出す。
素直で親しくなりやすい性格だが、 一定の距離を保とうとするため、関係が深くなる前に一線を引く。
分け隔てなく皆と良好な関係を築いているが、本心を打ち明けられる相手は非常に少ない。
極寒地帯で迷子になったニケたちを救助するアンリミテッド所属のニケ。
頭の中がお花畑な少女で、あらゆることをおとぎ話フィルターを通して見るかわいい妄想少女。
人間だった頃はずっと病院で暮らしていた。そのため病院の外は幸せな世界だと思い込んでいる。
そのため彼女はウサギさん(主人公)に出会い、人々を苦しめるハートの女王(ラプチャークィーン)を倒せば幸せな世界に行けると信じている。
頭の回転が早すぎて、逆に平凡な人が理解できなくなってしまった天才ハッカー。
基本的に状況分析力と知識欲が凄まじく、アークの情報収集機関であるプロトコールの中枢を担っている。
エクシアの天才性はゲームでも存分に発揮される。一度ゲームを始めると、とんでもない分析力と根気強さであっという間にランキングのトップに躍り出す。
最近はそれも飽きたのか、主人公をはじめとした初心者をサポートするのがささやかな楽しみとなった。
人間にスポーツを勧めるニケ達の集まりともいえるライフトニック所属のニケ。
部隊ではその天然ぶりとちょっと抜けた性格のため、みんなから小言を言われている。
スポーツ好きで明るく活発な性格だが、暑さに弱い。
体内に熱がこもりやすく汗をかきすぎる可哀そうな体質
いつも冷たい食べ物を食べ、携帯扇風機を持ち歩いている。
涼しいところが好きで、体温が低い人を見つけると抱きつこうとする。
事件があることろならどこにでも駆けつける推理マニア。
深刻な事件、特に密室殺人には目がなく、テンションが急上昇する。
アークのシャーロックホームズになるという野望を抱いており、実際それに見合った推理能力を持つ。
しかし、この能力は「名探偵の勘」が働かないと発揮されない。そのため普段はとんでもなくとんちんかんな推理をしたりする。
いつも話題の中心となるヒップホップ歌手。
華やかな振る舞い、無礼にも感じられるほどのマイペースかつダイナミックな性格で数多くのファンを生み出してきた。
何のためらいもなく問題発言をし、マナー違反な行動は日常茶飯事。
「ボリュームならあり得ること」と思わせてしまうのがまたすごい。
感覚を制御し苦しめること、動けないように惑わすこと。すべてユ二の得意分野だ。
自覚のないサディスト。彼女にとって他人を苦しめることは、好きな気持ちを表現する行為に過ぎない。好きな人に何でもあげたいと思う。
このように歪んだ性向をもった彼女は、いつも一人だった。ミハラに出会う前までは。
M.M.R.所属のニケ。核心研究員の1人。
M.M.R.では開発する全てが人体に完全無害でなければならない。完璧でないと人類の脆弱な基盤は守れないからだ。そのため完全なる無害さを証明しなければならない。人間、あるいはニケを使って。
業務の性質上、人間とニケの身体に対しては誰よりも詳しい知識を持っている。
ギロチンは同族のニケとも人間とも分かり合えない孤独な運命を背負って生まれた。
ニケを処分するために作られたエクスターナー部隊の一員であるが故に。
ギロチンはこうした孤独を彼女なりの方法で解消しようとする。その方法とはSNSに「私は世を観望する存在、これが私の運命」、「闇の中で光を見つめる」などの鳥肌が立つ投稿をすることだ。
毎日記憶を消される。
N102は特別な手帳を持っている。そこには彼女がどんな人なのか、どんな人々とどんな関係を結んでいるのかが詳細に書かれている。N102は手帳を何度も読み返した後、外に出る。
そして「自分のもの」で間違いないだろう行動と記憶を真似て安堵する。
不安定な状態だが、とても活発だ。好奇心旺盛で元気な子。
愛称は「エヌ」。